1999 Fiscal Year Annual Research Report
ドミナントネガティブトランスジェニックマウスを用いた肝臓でのレチノイドの機能解析
Project/Area Number |
10670473
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
汐田 剛史 鳥取大学, 医学部・附属病院, 講師 (70263457)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
國貞 隆弘 鳥取大学, 医学部, 助教授 (30205108)
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Keywords | ドミナントネガティブフォーム / レチノイドリセプター / トランスジェニックマウス / 肝臓 |
Research Abstract |
1、トランスジーンの作製 まず、レチノイドリセプターアルファのドミナントネガティブフォーム(RARA-E、J.Biol.Chem.269,19101ー19107,1994)をpBluescriptIIKS+/-にサブクローニングした。肝細胞特異性をもたせるため、RARA-Eの上流にアルブミンエンハンサー、プロモーター(Proc Natl Acad Sci USA 89,373-3773,1992,Hepatology 19,962-972,1994)を継続し、下流にSV40イントロンポリAを付加したトランスジーンを得た。 2、トランスジェニックマウスの作製 このトランスジーンをBFD1マウス受精卵へマイクロインジェクションし、5系統のラインを作製した。この内、2系統を選び、F2,F3を作製している。これらのマウスではRARA-Eは肝臓に特異的に発現していることをRT-PCRにて確認した。 3、トランスジェニックスマウスでの表現型 これらのトランスジェニックスマウスの肝細胞にはRARA-E蛋白の過剰発現を免疫化学染色法にて確認した。トランスジェニックマウス肝細胞は野性型の肝細胞に比較し、ヘマトキシリンエオジン染色で好酸性が増しており、核の大小不同がみられ、明らかに肝細胞の表現型が変化していた。今後、ノーザン法により発現強度の確認、ウエスタン法により蛋白発現量の定量化を行い、かつ肝臓の表現型の変化の検討を継続していく予定である。
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