1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10670554
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
河野 修 熊本大学, 医学部, 助手 (40253728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡部 紘明 熊本大学, 医学部, 教授 (20185466)
安藤 正幸 熊本大学, 医学部, 教授 (00040204)
興梠 博次 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (00178237)
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Keywords | 自律神経異常 / 呼吸調節 / 瞳眠 |
Research Abstract |
I 自律神経障害を伴う家族性アミロイドボリニューロバシー(以下)FAP)患者において、呼吸のautomatic(自律性)調節異常の有無を検討し、その臨床的意義について調べた。 その結果 1) 自律神経障害が重篤な症例では、低酸素、高炭素ガス刺激に対する換気応答が有意に低下していた。これらの患者では、肺機能(肺活量、1秒量)は正常であり、肺、胸部の異常による換気の低下ではなく、中枢からのclriueの低下が示唆された。 2) 重篤な自律神経障害での化学的呼吸調節機構の異常が睡眠時にclesaturationをひきおこしているか田舎をSleep mevitorで調べた。その結果、重度の自律神経障害を呈するFAP例では、夜間の低酸素血症が頻発していることが判明した。この点については、症例数を増やして統計学的検討が必要であり、睡眠無呼吸を呈しているか否かの確認と睡眠無呼吸であればどのようなtypeの無呼吸かなどの検討も今後実施する必要がある。 II 睡眠時無呼吸症候群における化学的呼吸調節の異常 睡眠中の呼吸調節は、覚醒の影響が減少し、主に自動的(化学的)呼吸調節が、なされていると考えれる為、自律神経調節の関与が示唆される。そこで睡眠無呼吸症候群について、低酸素刺激に対する換気応答を調べ、重症の患者群では、応答が低下していることが判明した。
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