1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10670586
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
小林 祥泰 島根医科大学, 医学部, 教授 (00118811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
益田 順一 島根医科大学, 医学部, 教授 (70173747)
山口 修平 島根医科大学, 医学部, 助教授 (80135904)
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Keywords | 脳卒中再発 / 脳梗塞 / 脳ドック / 血圧 / Lp(a)phenotype / Wisconsin card sorting test / 無症候性脳梗塞 |
Research Abstract |
1.脳梗塞再発の危険因子に関する調査では初発脳梗塞で,脳血管障害が再発した再発群と再発せず24ヶ月以上血圧の経過を観察できた対照群の計135例(再発群30例,対照群105例)lを対象とし中間解析を行った.その結果、再発群と対照群の間では全体の血圧は再発群が有意に高値だった.累積発生率は全症例,脳血栓症例ともに収縮期血圧,拡張期血圧,平均血圧ともにJ現象パターンを示しているが,収縮期血圧、拡張期血圧は有意なではなかった.しかし,平均血圧では全症例,脳血栓症例ともにJ現象を示し,血圧が高い群で有意に発生率が増加した(全例:p=0.0006,血栓症:p=0.0007).再発群では高血圧を有する症例が有意に多かった.他の危険因子(糖尿病,高脂血症,心房細動,喫煙,飲酒)については危険因子の有無では有意な差は認めなかった.血圧変動率と再発率の間には有意な関係はなかった.再発病型との関係では、ラクナ梗塞では脳出血で再発する症例が見られたが,アテローム血栓性梗塞,心原性脳梗塞ではそのような症例はなかった.脳血流等については検討中である。 2.Lp(a)濃度およびphenotypeに関して無症候性脳梗塞147名と対照群214名で検討した。多変量解析の結果Lp(a)遺伝子多型の無症候脳梗塞群に対するOdds ratioは2.18(CI:1.14-4.18)と高血圧の5.71に次いで有意な危険因子として抽出された。 3.Wisconsin card sorting testを脳ドック受診者298名で施行した結果、PVH2度以上群で成績が有意に低下した。脳ドックでの前頭葉機能検査に応用出来る可能性が示唆された。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] K.Okada,N.Suyama,S.Kobayashi: "Medication-induced hallucination and cerebral blood flow in Parkinson's disease"Journal of Neurology. 246・1. 365-368 (1999)
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[Publications] Y.Notsu,T.Nabika,et al: "Evaluation of Genetic Risk Factors for Silent Brain Infarction"Stroke. 30・9. 1881-1886 (1999)
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[Publications] K.Yamashita,K.Iijima,et al: "Relationship among ADL,Apathy and Subjective Well-Being in Elderly"Gerontlogy. 45・5. 279-282 (1999)
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[Publications] K.Imaoka,S.Kobayashi: "Leukoencephalopathy with cerebral amyloid angiopaty"Journal of Neurologv. 10・1. 95-107 (1999)
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[Publications] .K.Okada,WuLiHua,S.Kobayashi: "Diffusion-Weighted MRI in Severe Leukoaraiosis"Stroke. 30・2. 478-479 (1999)
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[Publications] 小林祥泰: "凝固系異常と脳血管障害"日本内科学会雑誌. 88・5. 80-86 (1999)
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[Publications] 小林祥泰: "脳血管障害の診断"現代医療社. 12 (1999)
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[Publications] 小林祥泰: "無症候性脳血管障害と血管病変"南山堂. 5 (1999)