1998 Fiscal Year Annual Research Report
小児の前胸部誘導心電図の非特異的ST上昇の発現機序
Project/Area Number |
10670756
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
阿波 彰一 杏林大学, 医学部, 教授 (00010182)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤木 美智男 杏林大学, 医学部, 助教授 (40167812)
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Keywords | ST segment elevation / Pediatric EKG / Ventricular septum / Phase 2 of action potential / Potential gradient |
Research Abstract |
小児の前胸部誘導心電図の、特にST junctionよりST segment前半部が、しばしば非特異的に上昇する現象の機序について、人での直接的観血的観察とその分析を目的とするProjectとして、主に次の2つを計画した。 (1) 承諾を得た患者につき、心臓カテーテル検査時に、右心系より中隔の前下方より後上方に向けての最低2ヶ所以上の電位分布とその興奮順序の観察 (2) 先天性心疾患で手術予定患者につき、手術時に心室前面の右室側から中隔の前方付着部位(左冠動脈前下降枝に沿った部分)、更に左室側にわたる局面の電位の直接記録 を、行う事から成り立つ。 本Projectの採用通知を平成10年10月26日に頂いてから、フクダ電子に(2)のための機器を特注したが、機器一式の納入が平成11年2月23日に、ずれ込んだため、現在、機器の細かな使用時の調整を行っており、4月から実際の測定に入る予定にずれ込んでしまい、(1)も含め、まだデータの解析に入れる程、進行しておりません。 平成11年度に入って、充分なデータを得て、解析に入りたいと予定しています。
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