1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10670909
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
比嘉 司 琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (90284984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長嶺 勝 琉球大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (20189161)
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Keywords | 関連研究 / 精神分裂病 / 脊髄小脳変性症I型 / 6番染色体 |
Research Abstract |
1両親が共に沖縄県出身の当大学生からのボランティアを募集。同意を得た上で、精神科医が面接を行い、本人が健康で、かつ二親等以内に精神疾患(精神分裂病、躁うつ病、神経症、アルコール依存症など)の遺伝負因のないことを確認した。その後、採血を行った。 2当院通院中の、両親が共に沖縄県出身である精神分裂病患者から、同意を得た上採血を行い、また診療録から病型、罹病期間、発症年齢、遺伝負因などについて調査した。 3DNA抽出キットを用いて血液よりDNAを抽出し、ポリメラーゼ・チェーン・リアクション(PCR)で脊髄小脳変性症遺伝子領域の増幅を行った。次に、その内側のプライマーと蛍光dUTPを用いたPCRを行った。その後シークエンスを行い、セリン/システイン変異を検出した。 4健常群(104人)及び精神分裂病群(83人)に変異は認められなかった。 5白色人種を対象とした研究ではSCA1遺伝子セリン/システイン変異と精神分裂病との関連が報告されているが、当研究では関連性は認められなかった。
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