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1998 Fiscal Year Annual Research Report

TSH受容体の発現調節と情報伝達機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10671042
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

吉田 正  慶應義塾大学, 保健管理センター, 専任講師 (00182767)

KeywordsTSH受容体遺伝子 / 遺伝子発現調節 / プロモーター活性 / 変異受容体の作製と発現
Research Abstract

本年度は、遺伝子工学的手法を用いてヒ口TSH受容体遺伝子のプロモーター構造や転写因子の解析により遺伝子発現調節機構を明らかにすることを目的とした。また、ヒトTSH受容体の構造や機能を解明し、抗TSH受容体抗体の結合部位や認識する受容体の糖鎖やS-S結合などの高次構造とその生物活性との関連を検討寸した。
1. ヒトTSH受容体のプロモーター領域の遺伝子のクローニング
ヒト白血球遺伝子ライブラリーより、TSH受容体のプロモーター領域の遺伝子をクローニングし、CRE、TREおよび甲状腺特異転写因子(TTF-1)、SP-1、AP-2などの転写因子の結合配列を同定した。
2. TSH受容体遺伝子のプロモーター活性の測定および発現調節領域の解析
TSH受容体遺伝子のプロモーター領域をルシフェラーゼ(Lucifese)レポーター遺伝子に組み込み、転写活性を測定した。
3. TSH受容体遺伝子のプロモーター領域と転写因子との結合の検討
DNase Iフットプリント法によりヒト甲状腺細胞核抽出蛋白とプロモーター領域との結合および結合配列などの特異性を検討した。
4. FSH受容体発現細胞および変異TSH受容体発現細胞の作製
哺乳動物細胞(CHO細胞)にElectroporation法によりヒトTSH受容体遺伝子を導入、発現させた。TSH受容体遺伝子のN型糖鎖結合アミノ酸(Asn→Gln)ならびにS-S結合アミノ酸(Cys→Ser)をsite-directed mutagenesisにより置換変異させ、変異TSH受容体を作製した。変異受容体と抗受容体抗体の結合活性および生物活性との関連を検討した。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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