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1999 Fiscal Year Annual Research Report

運動時のインスリン感受性増強機構の解明-ブラジキニンの骨格筋糖取り込み作用-

Research Project

Project/Area Number 10671078
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

岸川 秀樹  熊本大学, 医学部, 講師 (30161441)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮村 信博  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (40274716)
荒木 栄一  熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (10253733)
Keywords糖尿病 / 運動 / ブラジキニン / インスリン感受性
Research Abstract

臨床研究において、耐糖能正常群、2型糖尿病血糖コントロール良好群、2型糖尿病血糖コントロール不良群において、自転車エルゴメーターによる運動負荷時の血中ブラジキニン濃度の変化を測定した結果、耐糖能正常群、2型糖尿病血糖コントロール良好群、2型糖尿病血糖コントロール不良群の順に、運動による血中ブラジキニン濃度の上昇が低値となった。
動物実験において、Wisterラットをストレプトゾトシン処理により軽症及び重症糖尿病ラットを作製し、1時間の水泳による運動負荷を施行し、検討した結果、血中ブラジキニン濃度は、正常ラット及び軽症糖尿病ラットで運動により有意に上昇したが、重症糖尿病ラットでは上昇が認められなかった。また、正常耐糖能Wisterラットを、安静群、運動群、運動+B2受容体阻害剤処理群に分け、安静ラット群、運動ラット群には生理食塩水、運動+B2受容体阻害剤処理ラット群には2受容体阻害剤(HOE140)を満たした浸透圧ポンプを皮下に植え込んだ後、運動ラット群、運動+B2受容体阻害剤処理ラット群に1時間の水泳による運動負荷を施行した。その後運動筋を摘出、分画精製後、グルコース輸送能、及び4型糖輸送担体(GLUT4)のLDM分画からPM分画へのトランスロケーションについて、群間で比較検討した。その結果、運動ラット群では安静ラット群に比し有意に増加したが、運動+B2受容体阻害剤処理ラット群では運動ラット群に比しB2受容体阻害剤の前処理により、その増加が抑制され、運動によるインスリン感受性改善にブラジキニンが関与することが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] T.Taguchi,H.Kishiskawa,et al.: "Involvement of bradykinin in acute exercise-induced increase of glucose uptake and GLUT-4 translocation in skeletal muscles:Studies in normal and diabetic humans and rats"Metabolism. 49(印刷中). (2000)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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