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1998 Fiscal Year Annual Research Report

肝多能性幹細胞株樹立及びその脾臓内肝細胞移植への応用-肝細胞増殖因子トランスジェニックマウスを用いて-

Research Project

Project/Area Number 10671090
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

坂田 博美  旭川医科大学, 医学部, 助手 (50235157)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 葛西 眞一  旭川医科大学, 医学部, 教授 (40091566)
小野寺 一彦  旭川医科大学, 医学部, 講師 (00204264)
Keywords肝細胞増殖因子 / 肝幹細胞 / トランスジェニックマウス
Research Abstract

既に当教室で確立しているラットのコラゲナーゼ肝潅流法を一部変更し、HGF/SFトランスジェニックマウス肝臓より肝細胞を分離した。分離された細胞は、ラミニン処理プレート上で継代培養した。細胞は継代と同時に、限界希釈法およびクローニングシリンダーでクローナルな細胞株を得て、適宜、自動注入式大型液体窒素タンクに凍結保存した。約60種類のクローナルな細胞株の中から、位相差顕微鏡上、上皮細胞の形態を呈して、電子顕微鏡上、bile canaliculi及びgap junctionを保持し、Northern blot解析で、transgene HGF/SF,Met,Albumin,Cytokeratin19,Alpha-fetoprotein mRNAを同時に発現している細胞株を樹立した。さらに、この培養肝細胞株における各種マーカー蛋白の発現を、chamber slideを用いた蛍光二重免疫組織染色で検討した。その結果、肝細胞のマーカーであるアルブミン及び胆管上皮細胞のマーカーであるCytokeratin19が、両方とも同時に陽性である細胞を同定した。さらに、この細胞集団は、Alpha-fetoprotein,SCF(Stem CellFactor)の受容体であるc-kitも陽性であることが明らかになった。従って、この細胞集団は、肝細胞、胆管細胞、幼若肝細胞のマーカーを同時に発現していることから、肝幹細胞の一つであることが示唆された。さらに、細胞表面に存在する受容体分子であるc-kitが、肝幹細胞の指標となりうることを示唆された。今後、このc-kit陽性の細胞集団をさらに純化する事及び、HGF/SFトランスジェニックマウス肝臓より分離した新鮮分離肝細胞から、c-kit陽性細胞をmagnetic beadsで分離する予定である。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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