1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10671201
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
井手 秀幸 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (80264381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬戸口 敏明 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (40041420)
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Keywords | 銅欠乏 / pancreatic hepatocyte / コレステロール代謝 |
Research Abstract |
我々は、銅欠乏食投与後のラット膵に新に出現してきたpancreatic hepatocyteについて、背景にある遺伝子レベルの変化について検討を加えている。まず、コレステロール代謝、胆汁生成の観点からpancreatic hepatocyteに対し検討を加えてきた。銅欠乏食投与後数週ごとに肝と膵を採取し、totalRNAを抽出、さらにreverse transcriptaseによって一本鎖DNAとし肝臓におけるコレステロール代謝の代表的酵素 7α-hydroxylase,5β-reductaseのプライマーを用いてそのPCRの増幅産物に対して以下の実験を行った。7α-hydroxylase,5β-reductaseの両酵素は、mRNAレベルにおいては肝と同様にpancreatic hepatocyteでも発現しているだけでなく酵素の日内変動も認められることがわかった。このように膵内に分化したpancreatic hepatocyteは肝細胞のごとくコレステロールを代謝し胆汁を生成するのではないかと考えられたため、膵液中の胆汁酸の濃度について検討している。さらにこのような膵細胞から肝細胞への分化誘導の直接的因子の同定を試みているが困難な作業であり未だ同定できていない。
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