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1998 Fiscal Year Annual Research Report

転写因子ETS-1による血管新生制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10671231
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

緒方 裕  久留米大学, 医学部, 講師 (20177124)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 徳原 宏治  久留米大学, 医学部, 助手 (70268902)
KeywordsETS-1 / Angiogenesis / Colorectal cancer / differential display method / vascular endothelialgrowth factor(VEGF)
Research Abstract

1. ETS-1により血管内皮細胞に誘導される血管新生関連遺伝子の解析血管内皮細胞におけるETS-1非発現と強発現下の遺伝子発現の相異をdifferential display(DD)法を用いて解析するためには,内皮細胞におけるETS-1の発現の検討が不可欠である.
1) ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)におけるETS-1発現の検討
各濃度の血管新生因VEGFおよびbFGFでHUVECを刺激し,ETS-1 mRNAの発現をnorthern blotにて検討した結果,明らかなETS-1 mRNAの発現増強を確認することができなかった.現在,使用した血管新生因子の生理活性をHUVECの細胞増殖能により確認し,ETS-1mRNA発現をRT-PCRにより検討中である,さらに,この結果によっては他の血管内皮細胞系について検討予定である.
2. 腫瘍組織血管内皮細胞におけるETS-1発現と血管新生能の検討
1) 食道癌,胃癌および大腸癌細胞株におけるETS-1mRNAの発現
腫瘍組織では血管内皮細胞に発現することを予測しているが,腫瘍細胞をはじめ他の細胞における産生発現することも考えられる.そこで,培養腫瘍細胞における発現を検討した結果,RT.PCRにてETS-1mRNAは腫瘍細胞6株中2株に認められた.
2) 大腸癌腫瘍組織におけるETS-1mRNAの発現
ETS-1mRNAは大腸癌組織では12例中5例,42%と比較的高率に発現した.ETS-1の免疫染色を行ったが,明らかな発現細胞は同定することができなかった.今後,発現細胞の同定,微小血管密度との関連について症例を重ね検討予定である.

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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