1999 Fiscal Year Annual Research Report
MRIを用いた非侵襲的脳組織温度計測と脳腫瘍に対するレーザー治療の研究
Project/Area Number |
10671323
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
松前 光紀 東海大学, 医学部, 助教授 (20209604)
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Keywords | MRI / 温度計測 / レーザー治療 |
Research Abstract |
MRIによる温度計測技術を確立しその精度確認を行なった結果、十分な精度が得られた。また、MRIによる温度計測法のシーケンス改良を行い、最短1スライス1秒の撮像が可能となり、十分に臨床応用可能な計測法であることが実証された。組織学的検索においては、レーザー照射野における組織変性と加熱領域との関係を明かとした。MRI装置内部で、安全にレーザー照射が行えることを確認した。さらに、レーザーファイバーの加工を行い、対象とする組織を十分に加温可能なファイバーを試作した。MRI装置からレーザー発振装置へのフィードバックシステムの作成は、インターフェースの導入が終了した。 レーザーファイバーの改良については、臨床応用を目指し、より広範な領域にわたり組織の炭化を誘発しない程度の加温領域を得られるファイバーを試作し、MRIによる温度計測を行う予定である。今年度後半から来年度にかけては、MRI温度情報に基づいたレーザー発振装置のフィ-ドバックシステムの作成に、研究の重点を置く。MRI温度情報を外部装置に伝達するインターフェースの導入は既に終了しており、今後はフィードバックシステムの中核となる、コンピュータシステムの作成と、ソフトの作成を行い、研究成果を集約する予定である
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