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1999 Fiscal Year Annual Research Report

骨リモデリングにおける骨芽細胞膜裏打ち構造の寄与についての検討-刺激分泌連関と細胞接着について-

Research Project

Project/Area Number 10671388
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

堀越 万理子  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (00287400)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 和彦  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70095024)
高桑 雄一  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40113740)
Keywords骨リモデーリング / 骨芽細胞(正常ヒト) / 4.1蛋白質 / CD44
Research Abstract

骨組織は常に骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収を行っており、(骨リモデリング)、そのバランスの不均衡は種々の弊害をもたらす。このリモデリングは種々の全身性因子、骨で産生・分泌される局所性因子、さらに細胞間及び細胞一基質間接着によって調製されている。この分泌、接着には細胞膜を裏打ちする膜骨格の寄与が予想され、初年度(平成10年度)に培養マウス骨芽細胞を用いて4.1蛋白質とCD44の存在を明らかにした。本年度は、赤血球における膜骨格の要である4.1蛋白質に焦点を絞り、最近培養可能となったヒト正常骨芽細胞(Cryo NHOst)を用いて、蛋白質分析、mRNAの存在および細胞内分布について検討した。
実際には、培養ヒト骨芽細胞を可溶化し、SDS-PAGEおよびイムノブロットにより、ヒト骨芽細胞に4.1類似蛋白質の存在を認めた。その分子量は135kDaであり、赤血球の4.1蛋白質(80kDa)より大きかった。また、細胞より抽出したmRNAをもとにRT-PCRにより得られたcDNAの解析から4.1蛋白質mRNAを確認した。さらに、培養ヒト骨芽細胞の免疫染色により4.1蛋白質が細胞膜および細胞質に分布することが明らかになった。
以上の結果から、ヒト骨芽細胞においても赤血球膜と同様に膜骨格蛋白質が存在することが示唆された。今後、骨芽細胞の分泌や接着の調整について検討を行いたいと考えている。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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