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1998 Fiscal Year Annual Research Report

小児の上気道閉塞性と術後夜間呼吸状態に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10671402
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

磯野 史朗  千葉大学, 医学部, 助手 (80212968)

Keywords呼吸 / 術後低酸素血症 / 睡眠 / 上気道閉塞 / 小児
Research Abstract

成人で術後のsleep studyを行った以前の我々の研究では、術後夜間睡眠時の低酸素血症は、術前より存在する睡眠時呼吸障害の程度に大きく依存し、特に術前の睡眠時無呼吸症合併の有無を検索することが重要であることが指摘された.今回の研究では、対象を0-10才の小児として、検討した。最終的な結論ではないが、1才以下の新生児・乳児では、それ以上の年齢相と比較して異なる結果が得られている。研究対象の中には、小児期の閉塞性睡眠時無呼吸の原因となる高度のアデノイド増殖症や扁桃肥大の患者が含まれないため、2才以上の小児の夜間呼吸状態は臨床的に問題となる低酸素血症を来すことはなかった。これは、全身麻酔下咽頭内視鏡検査で得られたこれらの患者の咽頭閉塞圧が低いことと良く一致していた。これに対し、1才以下の患者では、術当日に無呼吸を伴う低酸素血症を来すこともまれではなかった。また、これらの患者の咽頭閉塞圧は、それ以上の年齢層の小児に比較して有意に高く上気道閉塞が術後睡眠時の低酸素血症に強く関与することが示唆されている。今後症例数を増やすと伴に睡眠時の体位とも関連づけて研究を進める。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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