1999 Fiscal Year Annual Research Report
大量アデノシンの、虚血に対する臓器(心臓)保護効果の検討
Project/Area Number |
10671403
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小松 郷子 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20261993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花岡 一雄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80010403)
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Keywords | アデノシン / 虚血 / 心筋保護 |
Research Abstract |
3kg前後のラビットを半密閉の箱に入れ、5%イソフルレン・酸素を送気して入眠させる。 入眠したらマスクのようなものでのイソフルレン投与に切り替え耳の周辺静脈に24G針挿入。耳の中心動脈に22G針で動脈ラインを確保し、血圧測定と採血ラインとする。自発呼吸下にて気管切開し、4〜5mm径の小児用気管内チューブを挿入する。PaCO_2が35mmHgとなるよう調節呼吸とする。 左開胸し、上行大動脈に電磁血流計を装着し心拍出量を連続測定する。心膜小切開し、左心耳より左房カテ挿入する。細動器のクリップ電極を心筋に装着する。イソフルレンを1.5%程度に下げ、循環動態が安定したらbaseline測定。 測定項目 連続心拍出量、連続血圧、連続心拍数、連続LAP、可能なら左室内にミラーカテを挿入しdP/dT、イソフルレン濃度、直腸温、時間尿量、動脈血ガス、電解質、乳酸。 A群:アデノシン100mg/kgとノルアドレナリン0.1mg/kgの混合液をシリンジにて10分間で静注 C群:等量の生食を10分間で静注 投与終了30分後に細動器onで心停止状態を作成する。(5、10、20、30、45、60分など。) 細動器off後、自脈が自然回復しない場合は除細動器をかける。蘇生後、上記項目を2時間測定継続する。 比較項目 確信停止時間後の自然心拍再開率、蘇生可能率、心拍出量等の循環動態、ガス、乳酸、蘇生2時間後のCPK-MB 上記のプロトコールで現在実験進行中である。
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