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1998 Fiscal Year Annual Research Report

血管平滑筋収縮におけるαアドレナリン受容体サブタイプと細胞内情報伝達機構の役割

Research Project

Project/Area Number 10671422
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

岩永 修  長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (80274661)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柴田 治  長崎大学, 医学部・附属病院, 助教授 (80136671)
Keywords血管平滑筋 / ノルエピネフリン / αアドレナリン受容体 / PI代謝回転 / イノシトール-燐酸 / クロニジン / 受容体サブタイプ
Research Abstract

血管平滑筋収縮におけるα受容体サブタイプと細胞内情報伝達機構の役割について、α2アドレナリン受容体作動薬としてクロニジンを用いてラット大動脈リングモデルを収縮させ、各受容体サブタイプ別の拮抗薬を投与する。その際の張力の変化とその反応についての細胞内レベルでの検討をPI代謝回転の変化を合わせて行った。そしてα2アドレナリン受容体サブタイプ別の細胞内反応経路の違いにより生じる生化学的な新しい性質を明らかにすることを目的とした。
結果としては、クロニジンによる薬剤投与量に比例した張力の増加に対し、その拮抗剤は次の順番で抑制効果を示した。(プラゾシン>フェントラミン>スピペロン>ウラピジル=ヨヒンビン>L-659066>アチパメゾール)。これは、大きく分けて解釈するとα1アドレナリン受容体拮抗剤>α2アドレナリン受容体拮抗剤であった。また、クロニジンはノルエピネフリン誘発性の収縮を血管内皮の存在にかかわらずに抑制するが、血管内皮の非存在下ではPI代謝産物のイノシトール一燐酸の産生は増強された。
以上から、α2アドレナリン受容体であるクロニジンによる誘発性の張力増強や減少にはα1アドレナリン受容体が一部関与していると思われる。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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