1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10671491
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
内田 豊昭 北里大学, 医学部, 講師 (70146489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入江 啓 北里大学, 医学部, 助手 (50193694)
岩村 正嗣 北里大学, 医学部, 講師 (20176564)
頴川 晋 北里大学, 医学部, 講師 (60160347)
佐藤 威文 北里大学, 医学部, 助手 (50286332)
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Keywords | 腎細胞癌 / bcl2遺伝子 / アンチセンス / 遺伝子療法 |
Research Abstract |
遠隔転移を有する進行性腎細胞癌に対する治療法として、アポトーシス抑制遺伝子であるbcl-2遺伝子のアンチセンスオリゴヌクレオチド療法の有効性について基礎的に検討した。 1.Bcl-2陽性腎細胞癌細胞培養株であるOS-RC-2,RCW,RCZ細胞に対するbcl-2アンチセンスオリゴヌクレオチドの増殖抑制効果を判定するとともに、投与前と投与後のbcl-2を経時的にウエスタンブロティングを用いて測定した。OS-RC-2はbcl-2の添加により増殖は抑制され、かつbcl-2は濃度依存性および経時的に減少した。また、フローサイトメトリーおよびウエスタンブロティングにてアポトーシスの増加が認められた。 2.ヌードマウスに移植したACHNに対するbcl-2アンチセンスの増殖抑制効果について検討したところ、腫瘍局注群はコントロール群に比し、有意に増殖が抑制された。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Toyoaki Uchida, et al: "BRCA mutations and loss of hetenozygosity on chromosome 17p13 in orimary prostate cancer."Int. J. Cacer. 84. 19-23 (1999)
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[Publications] 佐藤威文,他: "術前血清前立腺特異抗原4.0mg/ml以下を呈した前立腺癌の根治術病理所見"日本泌尿器科学会雑誌. 90・3. 429-435 (1999)
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[Publications] 原野裕司,他: "膀胱癌105例におけるp53癌抑制遺伝子の異常と予後病理組織学的因子と予後および喫煙との関係"日本泌尿器科学会雑誌. 90・4. 487-495 (1999)
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[Publications] 及能久隆,他: "Grade3表在性移行上皮癌の臨床的検討"日本泌尿器科学会雑誌. 90・7. 69-674 (1999)
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[Publications] Masatsugu Iwamura, et al: "Parathroid hormone related protein is an independent prognostic factor for renal cell carcinoma."Cancer. 86. 1028-1034 (1999)