1998 Fiscal Year Annual Research Report
尿路感染大腸菌のタイプI線毛及びP線毛アドヘジンのクラス分類と基礎的及び臨床的研究
Project/Area Number |
10671500
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
名出 頼男 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40084561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
STAFFAN Norm カロリンスカ研究所, 腫瘍及び細菌生物学部内, 教授
JAU Winberg カロリンスカ大学, 医学部, 教授
田中 利幸 藤田保健衛生大学, 医学部, 助手
石川 清仁 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師
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Keywords | 尿路感染症 / 大腸菌 / タイプI及びP線毛 / アドヘジン |
Research Abstract |
1. Karolinska Instituteより帰国した石川はSWEDENでのAdhesin及びBacterial binding sitesの仕事をまとめ、The 11^<th> Congress of the International Pediatric Nephrology Association Meeting(London),The 8^<th> Bayer Symposium,第9回尿路感染症研究会、第48回日本泌尿器科学会中部総会で結果を報告し、更に第73回日本感染症学会総会、第87回日本泌尿器科総会、The 1999 annual convention of the American Urological Associationで報告する予定である。 2. 藤田保健衛生大学医学部泌尿器科を受診した外来・入院患者から検出された大腸菌株を分離し、マイナス70度で保存した。 3. 菌数測定のため、spectrophotometerを用いて基準線を作成した。 4. SWEDENより持ち帰ったwild type strainsとそのmutantを継代培養し、赤血球凝集反応で線毛の発現を確認した。また培地や培養条件による発現の相違についても検討した。 5. Type 1 fimbriaeのfim gene上に存在するswitching partを増幅するPCR法をSWEDENで確立したが、同様の方法で日本でもbandが検出される事を追加確認した。 6. 現在、線毛先端のadhesinに対するpolyclonal antibodyを作成するため、adhesinの精製を検討中である。
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