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2000 Fiscal Year Annual Research Report

先天性難聴児への人工内耳と補聴器の併用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10671593
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

平川 勝洋  広島大学, 医学部, 助教授 (30144843)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 立川 隆治  広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (70304441)
益田 慎  広島大学, 医学部, 助手 (50263695)
Keywords人工内耳 / 小児 / 言語発達 / ビデオ記録 / 補聴器併用
Research Abstract

現在までに3例の幼児に人工内耳埋込術を行った。症例1は先天性難聴であり、3才10ヶ月で人工内耳埋込術を行い、音入れ後も人工内耳非埋込側に高度難聴用補聴器を装用している。症例2は1才2ヶ月時に髄膜炎に罹患し失聴した難聴児であり、2才10ヶ月で人工内耳埋込術を行ったが、非埋込側には全く補聴器装用効果は認めず、人工内耳単独の装用になっている。症例3は先天性難聴であり、2才10ヶ月で人工内耳埋込術を行い、非埋込側には高度難聴用耳掛形補聴器を装用している。症例1と2については、音入れ後13ヶ月が経過し、症例3については音入れから1ヶ月が経過している。いずれの症例にも人工内耳の装用状況は良好であり、言語発達状況も良好であるように思われる。また、症例1と症例3については、補聴器の装用状況も良好であり、ほぼ常時人工内耳と補聴器の併用ができている。
いずれの症例についても術前から母親とのコミュニケーション状態をビデオ記録しており、術後も定期的に記録をしている。これらを解析中であるが、再現性のある結果は得られていない。安定した解析結果が得られたときにs-s発達検査あるいは人物完成テスト、Notinghamの聴覚評価検査などの結果と比較し、我々が行ってるビデオによる評価がコミュニケーション状態と言語発達状況を正しく評価しているものかどうかを検討する予定である。さらに、症例1および症例3については補聴器を併用していることがコミュニケーションにどの程度有利に働いているかどうかを検討する予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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