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2000 Fiscal Year Annual Research Report

内耳障害におけるグルタメート-Ca-一酸化窒素(NO)仮説の解明

Research Project

Project/Area Number 10671607
Research InstitutionOSAKA CITY UNIVERSITY

Principal Investigator

山根 英雄  大阪市立大学, 医学部, 教授 (60145787)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保 武志  大阪市立大学, 医学部, 講師 (60271194)
井口 広義  大阪市立大学, 医学部, 講師 (70271195)
Keywordsグルタメート / 内耳 / 細胞死 / 一酸化窒素 / アミノ配糖体 / シスチン
Research Abstract

グルタメートレセプターによる神経細胞毒性以外に、グルタメート/シスチン交換輸送系におけるグルタメート神経細胞毒性が報告されている。細胞外の多量のグルタメートによりシスチンの細胞内輸送が障害され、結果として細胞内のグルタチオン枯渇が生じ、レドックス刺激に対しての対応ができず、細胞死が生じるというものである。モルモット蝸牛をシスチンの濃度を変えて培養してみたところ、シスチンの濃度依存性に蝸牛有毛細胞死の回避を認めた。これは、上記、細胞外大量のグルタメートによる蝸牛感覚細胞死はグルタメート/シスチン交換輸送系を介した細胞死と推察された。モルモット内耳正円窓にグルタメートを留置すると、感覚細胞に一過性の一酸化窒素(NO)の上昇をみた。また、内有毛細胞下部のシナプスに変性を認めた、これは、グルタメートによる内耳感覚細胞障害がNOによる可能性を示唆している。モルモットにアミノ配糖体薬物を負荷すると、前庭感覚細胞にNO合成酵素の誘導がこり、前庭感覚細胞がアポトーシスにおちいる。NO合成酵素阻害剤や、サイクロヘキサミドがNO合成酵素阻害を惹起させ、また、前庭感覚細胞死も著明に抑制された。このことは、アミ御配糖体による前庭感覚細胞死にNOが関与していることを示すものである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山根英雄: "蝸牛血流調節機構 内耳研究-最近の進歩-"金原出版. 112 (1999)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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