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1999 Fiscal Year Annual Research Report

分子設計型機能性レジンの製造と臨床応用

Research Project

Project/Area Number 10671824
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

寺岡 文雄  大阪大学, 歯学部, 助手 (00099805)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平 雅之  大阪大学, 歯学部, 助手 (60179398)
高橋 純造  大阪大学, 歯学部, 教授 (80029149)
Keywordsポリメタクリル酸メチル / シンジオタクチック / 結晶性 / 機械的性質 / 義歯床用レジン / ポリマーの純度 / 義歯成形
Research Abstract

口腔内の過酷な条件下で長期間安定して機能するレジンを分子レベルで設計し,設計通りのレジンを精密に重合する方法を確立する.さらに,重合したレジンを臨床へ応用することを目的としている.
イオン重合したポリメタクリル酸メチルの構造解析をX線回折,FTIRなどを用いて行った.さらに,熱処理(120℃-1時間その後徐冷)によるポリマーの構造変化についても検討した.また,市販のシンジオタクチックポリメタクリル酸メチルに重合開始剤を添加して義歯床用レジンの粉剤を試作して通法に従いレジンプレートを作成し,市販の義歯床用レジンと機械的性質などの比較を行った.
イオン重合したポリメタクリル酸メチルのX線回折像は市販のポリメタクリル酸メチルのはほとんど同じであり,アモルファス状態であった.またX線回折像からは熱処理による影響もほとんど見られなかった.イオン重合では大量にポリマーが得られないため,市販のシンジオタクチックポリメタクリル酸メチルを用いて義歯床用レジンを製作した結果,曲げ強さ,曲げ弾性率および硬さなどの機械的性質は従来の義歯床用レジンと比べて,15〜20%向上していた.また,ポリマーの精製や成形方法を変えて実験を行った結果,重合した義歯床用レジンの機械的性質はポリマーの分子量,分子量分布,分子鎖の形態およびコンフォメーショだけでなく,ポリマーの純度や成形条件にも影響されることがわかった.

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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