1999 Fiscal Year Annual Research Report
実験的顎関節症モデルに対する組織学的、生化学的研究
Project/Area Number |
10671869
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
高塚 茂行 金沢大学, 医学部・附属病院, 講師 (00251926)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 清昌 金沢大学, 医学部, 助教授 (30155676)
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Keywords | 顎関節症 / ウサギ / 変形性顎関節症モデル / 間接円板整位術 |
Research Abstract |
初年度に作製されたウサギ変形性顎関節症モデルに対して,臨床的に行われる外科術式である関節円板整位術を二次手術として施行し,関節構成組織の変化について詳細に検討を行った.その結果,関節円板整位術を早期に(一次手術施工後2週目に)行ったものでは,関節円板を含めた関節構成組織に変形性関節症の進行は認めず,正常関節機能の保持が観察された.しかし整位術を一次手術施工後3週目に行ったものでは変形性関節症の進行が認められ,関節円板製位術の適応限界が示された. また変形性顎関節症の発症と進行を検討する目的に新たなモデルとして,臨床における外傷性顎関節症に基づき,ウサギ顎関節突起骨折モデルを作製した.これらに対して骨折片の整復を条件を変えて行うことでその後の関節構成組織の変化について考察する研究を次年度以降継続して行っていく予定である.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 窪田義之: "顎関節円板製位術の有用性に関する実験的研究"金沢大学十全医学会雑誌. 108巻1号. 11-23 (1999)
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[Publications] Koichiro Ueki: "Condylar changes after contralateral mandibular osteotomy in the rabbit"Journal of Cronio-Maxillofacial Surgery. in press. (2000)