• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

アパタイトセメントにおける組織親和性発現機構の解明

Research Project

Project/Area Number 10671879
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

岸本 晃治  岡山大学, 歯学部, 助手 (40243480)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上山 吉哉  岡山大学, 歯学部, 助教授 (00168668)
石川 邦夫  岡山大学, 歯学部, 助教授 (90202952)
Keywordsアパタイトセメント / 迅速硬化型アパタイトセメント / 非崩壊型アパタイトセメント / 組織反応 / 炎症反応 / 動物実験
Research Abstract

従来型アパタイトセメントや我々が開発した迅速硬化型、非崩壊型アパタイトセメントはいずれも硬化するとアパタイトになり優れた組織親和性と骨伝導性を示す。しかし、ペースト状態でセメントに応力が負荷された場合には、迅速硬化型、非崩壊型アパタイトセメントでは問題がないにも関わらず従来型アパタイトセメントは炎症反応を惹起する。本研究はアパタイトセメントが優れた組織反応を示す条件、およびその機序を解明することを目的としたものである。
従来型アパタイトセメントが炎症反応を惹起した場合に摘出されたセメント粉末成分からは迅速硬化型、非崩壊型の場合には検出されないリン酸水素カルシウム(DCPA:アパタイトセメントの構成成分)が検出されたため、アパタイトセメントの構成成分であるリン酸四カルシウム(TTCP)、DCPA、セメント粉末(TTCP+DCPA)、硬化体粉砕物(組成はアパタイト)をラット皮下に埋入し、組織親和性を検討した。その結果、組織親和性に優れるアパタイトを含む全ての粉末が炎症反応を惹起することがわかった。炎症反応の程度はDCPA>DCPA+TTCP>TTCP>硬化体粉砕物であり、粒径の小さいDCPAが強い炎症反応を惹起することがわかった。したがって、アパタイトセメントは硬化する条件で使用する必要があることがわかった。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi