1998 Fiscal Year Annual Research Report
扁平上皮癌細胞のテロメラーゼ活性とMMPと細胞接着分子は転移の指標になるか
Project/Area Number |
10671912
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
笹倉 裕一 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (80121002)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松澤 修司 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (70229459)
李 宇錫 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (90288085)
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Keywords | 転移 / MMP / 細胞接着分子 / telomerase |
Research Abstract |
1. 自然発生マウス扁平上皮癌株化細胞のNR-S1親株からの低転移性株と高転移性株サブクローンの作製 1) NR-S1高転移性株:NRS1高転移性株はかなりの高い頻度(殆ど100%)で肺転移,リンパ節転移を起こすことが明らかになり,腫瘍細胞接種後1ヵ月以内に腫瘍死をした. 2) NR-S1低転移性株:NR-S1株をin vitroで10数代継代培養すると低転移性株が誘導されることが明らかになった.このサブクローンはマウスに接種後1ヵ月を経ても他臓器,あるいはリンパ節に転移を来さないものであった. 2. 腫瘍細胞のMMPの発現 1) NR-S1高転移株:MMP-2,9を発現していた. 2) NR-S1高転移株:MMP-2,9を発現していた. 3. 細胞接着分子の発現 1) ICAM-1は30%の転移株に見られた. 2) LFA-1の発現は高転移,低転移株ともに見られなかった. 4. Telomerase活性の発現 高転移株にも低転移株にも認められた.
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