1999 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを使って形態学的検査のコントロールサーベイを実施する研究
Project/Area Number |
10672172
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
西堀 眞弘 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (60189305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 清明 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (20101983)
伊藤 機一 神奈川県立衛生短期大学, 衛生技術科, 教授 (00147175)
大場 康寛 近畿大学, ライフサイエンス研究所, 教授 (00122028)
田中 博 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60155158)
櫻林 郁之介 自治医科大学, 大宮医療センター, 教授 (80049056)
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Keywords | 臨床検査 / 形態学的検査 / インターネット / デジタル画像 / コントロールサーベイ / 精度管理 |
Research Abstract |
1.初年度の成果を臨床検査領域に啓蒙する目的で、平成11年5月12日〜14日に開催された第48回日本臨床衛生検査学会の展示会に出展した。 2.初年度に明かとなった、本来全く同一であるべきデジタル医用画像が、表示装置の機種間差のため同じ色に表示されないという問題に対する技術的解決策を、「診断等価性」という独自の概念を導入することにより開発し、科学技術振興事業団の有用特許出願制度を利用して、平成11年7月29日に研究代表者名で特許出願した。その問題に対する技術的解決策を開発し、平成11年7月29日に研究代表者名で特許出願した。 3.その問題は臨床検査領域だけに限られず、医療全体にかかわると考え、平成11年5月8日・9日に「第1回デジタル医用画像の「色」シンポジウム」を共催した。 4.その結果、同じ問題が他の診療科でも深刻化しつつあるという共通認識が得られると共に、医学系と工学系の学際的共同研究を継続的に推進するべきであるという気運が高まり、本研究班が中心となって、「第2回デジタル生体医用画像の「色」シンポジウム」を企画すると共に、新たにデジタルバイオカラー研究会の設立を企画・推進し、経緯を研究会ホームページ(http://biocolor.umin.ac.jp/)で公開した。 5.30名の研究協力者を加えて、一般検査、寄生虫検査、血液検査、染色体検査、微生物検査、免疫血清検査、生理検査、病理細胞診の各分野の典型画像を収集し、デジタイズしたうえホームページに設問と共に掲載して、平成11年12月から平成12年2月にかけて、第3回形態検査インターネットサーベイを実施した。 6.これら研究成果を国内外の学会や学術雑誌で発表するとともに、詳細に研究班ホームページ(http://survey.umin.ac.jp/)で公開した。
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Research Products
(2 results)