1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10672174
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Research Institution | Yamanashi Medical University |
Principal Investigator |
矢冨 裕 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60200523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 由基男 山梨医科大学, 医学部, 教授 (30134539)
佐藤 金夫 山梨医科大学, 医学部, 教務職員 (20242662)
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Keywords | 血小板 / 好中球 / 凝集反応 / スフィンゴ脂質 / スフィンゴシン / スフィンゴシン1-リン酸 / セラミド / アポトーシス |
Research Abstract |
1.好中球-血小板の接着・凝集反応における相互作用のFICによる解析 我々は,フローサイトメーターにCCDカメラ(画像撮影機能)を組み込んだフローイメージサイトメーター(Flow Imaging Cytometer;FIC)を開発している.FICは,前方散乱より得られる細胞の大きさに関する情報とデジタルカメラからの画像情報より,従来は困難であった血小板凝集塊と赤血球・白血球・単一血小板との鑑別を可能にした.このFICを用い,全血をADP・セロトニンなどの血小板アゴニストで刺激した際に,好中球・血小板の混合凝集塊を明瞭に観察できることを既に確認していた.その定量評価が可能になるべく,種々の条件検討を重ねているが,現時点では確立できていない.装置の構成上,200枚の画像しか処理できず,FICによって検知できる混合凝集塊が絶対数として極めて低レベルであることが,主な理由である.現在,FICの紹介に関する論文を作成すべくまとめており,好中球・血小板の混合凝集塊の定量評価に関する実験は凍結している. 2.好中球アポトーシスの血小板による制御機構 各種スフィンゴ脂質の好中球に対する効果を検討した.昨年報告した血管内皮細胞での検討とは異なり,Sph-1-Pは,好中球に対しては明らかな作用を示さなかった.一方,形態学的変化・フローサイトメトリー法にてアポトーシス誘導能を調べたところ,ジメチルスフィンゴシン,Sph,セラミドの順で,好中球アポトーシスが誘導されることを確認した.これらの知見は,Br.J.Haematol.に発表した.また,このスフィンゴ脂質研究の過程で,血小板カルシウム動員・Sph-1-P産生に対するSphキナーゼ阻害剤の効果の検討を行い,その成果をJ.Biochem.に発表した.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Libo Yang: "Metabolism and functional effects of sphingolipids in blood cells"British Journal of Haematology. 107. 282-293 (1999)
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[Publications] Libo Yang: "Sphingosine 1-Phosphate Formation and Intracellular Ca^<2+> Mobilization in Human Platelets: Evaluation with Sphingosine Kinase Inhibitors"Journal of Biochemistry. 126. 84-89 (1999)