1998 Fiscal Year Annual Research Report
ターミナル期における小児看護の実際と実践的プロトコール作成に関する研究
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10672255
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
戈木クレイグヒル 滋子 東海大学, 健康科学部, 助教授 (10161845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 千代 東海大学, 健康科学部, 助手 (20297188)
児玉 千代子 東海大学, 健康科学部, 講師 (90276874)
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Keywords | ターミナル・ケア / 小児看護 / 看護婦(士) / 母親 / 小児がん / 子ども |
Research Abstract |
初年度に当たる今年は、当初の計画に沿って、小児がんの看護を5年以上経験した看護婦29名に、ターミナル期のケアにかかわる経験を聞き取りし,現状を把握すると同時に,事例に共通するターミナル・ケアの構成要素を検討した。今回の対象者は、小児がん看護の経験5年から18年の看護婦だったが、ターミナル・ケアへの熟練度からみると、かなりばらつきがあり、それは職位や経験年数とは関係していなかった。どちらにしても、熟練した小児看護ナースを探し出すこと自体が難しいことに改めて気づかされたわけだが、看護婦の熟練度によって、ターミナル期に何を観察するのか、何をケアするのか、家族や医師との関係などが異なっていることから、この熟練度についてもっと検討することが必要だと感じている。というのは、看護婦がどのようなプロセスを経て(経れば)熟練看護婦に育っていくのかがわかれば、そのような環境を作ることによって熟練看護婦を増やし、終局的にターミナル・ケアの質を高めることができるわけで、この点を明らかにするためには、次年度も看護婦の聞き取りを続けることが必要だと考えている。また、次年度は当初の予定通りに子どもをがんで亡くした母親の聞き取りを始めたいと考えている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 才木クレイグヒル滋子: "母親の語りから考えるターミナル期の家族への援助" 小児看護. 21(11). 1479-1483 (1998)
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[Publications] 才木クレイグヒル滋子: "これからの小児看護 母親の悲嘆過程からみた看護者の役割" 南江堂 筒井真優美編, 165(101-112) (1998)
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[Publications] 才木クレイグヒル滋子: "闘いの軌跡-子どもの喪失と母親の成長" 川島書店(6月出版予定), 250 (1999)