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1999 Fiscal Year Annual Research Report

スポーツ技術の最適化システムの開発に関するバイオメカニクス的研究

Research Project

Project/Area Number 10680011
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

阿江 通良  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10175721)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾縣 貢  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (90177121)
藤井 範久  筑波大学, 体育科学系, 講師 (10261786)
Keywordsバイオメカニクス / スポーツ技術 / 短距離走 / 疾走動作 / 動作分析
Research Abstract

平成11年度(2年目)では,短距離走に関するデータ収集を継続するとともに,疾走動作のバイオメカニクス的分析にもとづいて練習を行った場合の疾走技術の変容を分析して最適化ループの効果を検討するとともに,最適化システムの構築を試みた.
1.バイオメカニクス的データの収集:(1)陸上競技選手(同好会)13名を被験者として,疾走動作を高速度VTRカメラで撮影し,地面反力を計測した(実験1).(2)混成競技選手15名の疾走動作を定期的に(毎月1回)高速度VTRで撮影した(実験2).
2.データの分析と動作の評価:実験1および2で収集したデータをバイオメカニクス的手法に分析し,一流選手から作成した動作モデルと比較するとともに,地面反力パターン(実験1のみ),関節トルクパターンを算出し,被験者の疾走動作を評価した.その結果,実験1および2の被験者に共通して,離地後の脚の回復が遅れる,接地距離が大きく,ブレーキが大きい,などの欠点があることがわかった.また,被験者各自の欠点も明らかにした.
3.動作最適化の試み:分析結果にもとづいて,練習では技術的課題の修正法(脚の流れの改善法,股関節の動かし方など)を教示したのち,疾走動作をVTRで撮影し,直ちにVTRモニターで動作を検討した.そして,改善点を示唆し,それを意識して疾走するという最適化ループを1日4〜5回,週3日,2週間行った.その結果,実験1の被験者全員が疾走速度の増大を示すとともに,疾走動作の著しい変化を示した.疾走動作をバイオメカニクス的に検討した結果,多くの場合,ピッチが増大し,股関節を介して大腿に伝達されるカ学的エネルギーが大きくなっていることがわかった.また,実験2では,典型的な被験者2名を抽出し,同様の練習を行い,その効果を検討しているところである.
4.コンピュータシミュレーションによる最適動作の計算:被験者に最適と思われる動作を動作分析から抽出したデータにもとづいてコンピュータシミュレーションする手法については現在開発中である.

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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