1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10680045
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Research Institution | TOKYO METOROPOLITAN UNIVERSITY |
Principal Investigator |
山崎 秀夫 東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (50137022)
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Keywords | 半健康 / QOL / 評価尺度 / 状態構造 / 自動化システム |
Research Abstract |
半健康状態の多次元的評価は、平成10年度に実施した本調査のデータ(886名分:30〜60歳)に基づき展開された。最初に、「半健康多次元基準」に基づき、対象を半健康群369名・健常群517名に判別した。次に自覚症状・意識行動項目に各々主成分分析法を施し、固有ベクトル値等から各第1主成分を総合特性値(半健康の状態量的多次元空間の構成尺度)として抽出した。さらに、形態機能・既往症項目も加味し3次元空間上で主観性、客観性、方向性と解釈される三相の布置特性を見出し、8特性パターン(状態の多元的包括的評価パターン)を得た。次に、意識行動度等6変数を要因群とする林の数量化II類を施した結果、既往症度、意識行動度、血圧度等比較的情報収集が容易で判定基準も簡便な要因が半健康判別へ寄与することが判明した。最後に、数量化II類のサンプル数量から半健康判別を可能にする線形一次結合の式を導出し指数化を図った。このような評価の構造化の適用と判別に寄与する指数の導入により、多元的包括的な半健康度の評価が可能になった。また、汎用性を重視しOSとしてWindows98、プログラム言語としてVisual Basicを採用し半健康度の測定・処理を対話的に遂行できるコンピュータ・プログラムを編集した。データ入力から結果出力まで自動処理が可能なプログラムは次のような処理ステップから構成された。(1)データ入力ステップ:(1)調査票選択(2)属性データ入力(3)形態・機能データ入力(4)意識・行動データ入力(5)自覚症状データ入力。(2)分析処理ステップ:コンピュータ内部の演算処理過程。(3)結果表示ステップ:分析結果表示、半健康度情報取得、データ保存等。
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