• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2000 Fiscal Year Annual Research Report

都市化・産業化の進展と周辺地域の資源利用に関する東南アジア・日本比較研究

Research Project

Project/Area Number 10680077
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

永田 淳嗣  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30218002)

Keywords都市化・産業化 / 周辺地域 / 土地資源利用 / 農業政策 / 土地開発 / 沖縄 / マレーシア / インドネシア
Research Abstract

昨年度は、日本における具体的な研究対象地域として選定した沖縄県について、離島部を中心に広域的な現地調査を行い、復帰後から現在に至る資源利用の変化と社会変動に関して,その概要の把握に務めた.その結果を踏まえ本年度は,復帰後の沖縄離島部の生態-社会システムを大きく変えた要因として,政府による農業関連公共投資,とりわけ土地基盤整備事業に注目することにし,まず,時空間的な枠組みの中での展開をマクロに探るため,土地基盤整備の詳細な内容に関する沖縄県の部内資料を入手し,そのデータベース化に着手した.一方,土地基盤整備事業の進展と,農業生態システムの変化,さらには,地域社会との関連を,具体的に検討するために,沖縄県石垣島における実態調査を行い,体系的な資料収集と40戸ほどのサンプル農家へのインタビューを通じて,土地基盤整備事業の進展に伴う環境変化が,農家の生計戦略の変化にどのように結びついてきたのかを検討した.
一方,東南アジアでも,経済発展の核となっているマレー半島のような地域に対し,マレーシアおよびインドネシアの一部をなすボルネオ島やスマトラ島のように,国家や外部資本によるプランテーション開発が,ローカルな生態-社会環境を大きく変えつつある地域が存在する.農業開発と地域住民の生活・福祉の向上との関連という点で,沖縄の事例とも共通の問題意識で検討することが可能である.本年度はマレーシア国民大学のラマサミー教授をはじめ,ボルネオ,スマトラのプランテーション開発の概要を調査するとともに,現地の研究者と知見を交換する機会を得ることができた.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 永田淳嗣: "クアラルンプルにおけるマレー人の居住の場とマレーシア社会"アジアの大都市[3]クアラルンプル/シンガポール. 121-143 (2000)

  • [Publications] 田原裕子: "高齢帰還移動の過程とその影響に関する検討-沖縄県N部落の事例-"老年社会科学. 22・3. 436-448 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi