1998 Fiscal Year Annual Research Report
近世新田開発の一類型・房総の川廻し新田の地形および文書による復元
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10680094
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Research Institution | Natural History Museum and Institute, Chiba |
Principal Investigator |
吉村 光敏 千葉県立中央博物館, 地学研究科, 科長 (80250132)
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Keywords | 人工地形 / 穿入曲流 / 川廻し / 新田開発 / 地形改変 / 曲流短絡 |
Research Abstract |
1. 川廻し新川の地形調査:空中写真判読による房総丘陵全域の川廻し新川の候補地に付き、現地地形調査、聞き取り調査を行い、自然の曲流短絡地形との判別、造成された地形の確認を行う。勝浦・市原・君津市と大多喜町について行った。 なお、君津市東大演習林および大多喜町養老渓谷の弘文洞の2個所に就いて、現地の測量と地質調査を行い、川廻し工事後の自然の河川地形変化とそれによる地形についての知見を得た。また、君津市の山間部で、新川開発とは別に林業開発により作成された川廻し地形の例を発見し、他の事例の所を探索中である。 2. 所在図作成:確認調査結果を作図 3. 所在小字リスト作成:勝浦市内の川廻し新川の地籍図調査により、各新川の小字名、面積等を悉皆調査し、結果をリスト化した。 4.関連古文書確認調査:所在地図および小字リストにより、各市町村の整理済み古文書につき、該当文書が埋もれている可能性のある文書を選んで、調査し、川廻し新川関連文書を複写、解読する。小規模な川廻しに特色のある勝浦市域についての古文書を調査し、関係文書25点を得た。
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