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1998 Fiscal Year Annual Research Report

現代の子ども達の生活リズムの乱れが心身の健康に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 10680111
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

神川 康子  富山大学, 教育学部, 教授 (50143839)

Keywords生活リズム / 中学生 / 高校生 / 睡眠 / 心身状況 / 疲労
Research Abstract

現代の子ども達の生活は、おとなと同様に多様化、多忙化し、心身ともに疲労が蓄積しているのではないかと思われる様々な現象がみられる。そこで、現代の子ども達の生活にどのような問題点があるのか、生活リズムや心身の現状を把握し、健全な生活を維持していくための改善策を検討する目的で調査を実施した。平成10年度は中学生(有効票数425)と高校生(有効票数555)の生活実態調査を行った。結果はつぎのとおりである。
中学生の生活実態:就寝時刻のピークは23:00-23:30(24%)で、23:30-0:30を合わせると約6割である。また0:30以降の生徒が21%である。睡眠時間は7時間が45%、6時間が23%で8割近くを占め、睡眠時間が「ちょうど良い」が40%であるが、「足りない」が57%で睡眠不足と感じている生徒が多い。起床時刻は64%が6:30-7:30の間で、「自然覚醒」が28%、「目覚まし時計」「家族に起こされる」が70%であり、寝起きが「すっきりしない」生徒が47%もいる。これらのことが影響して、学校では、「いつもだるい」が23%、「午前中がだるい」が16%、「午後がだるい」が36%である。イライラ感では「いつも」が12%、「たまに」が63%で、「疲れた」と「いつも言う」が37%、「時々言う」が55%である。
高校生の生活実態:就寝時刻のピークは0:00-0:30(30%)で、0:00前が35%、0:30以降が36%である。睡眠時間は7時間が37%、6時間が34%で、睡眠時間が「ちょうど良い」が37%、「足りない」が58%である。起床時刻は61%が6:30-7:30の間で、「自然覚醒」が29%、「目覚まし時計」「家族に起こされる」が71%で、寝起きが「すっきりしない」生徒は54%である。学校では「いつもだるい」が42%、「午前中だるい」が19%、「午後だるい」が29%である。イライラ感は「いつも」が13%、「たまに」が67%で、「疲れた」と「いつも言う」が48%、「時々言う」が46%である。
全体的には、中学生から高校生へと発達段階が上がるにつれて、生活が夜型に移行していく傾向が認められた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 神川康子: "生活行動と睡眠に関する研究" 風間書房, 285 (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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