1998 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを利用したCSCWによるオープンラーニングシステムの研究
Project/Area Number |
10680226
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Research Institution | Jumonji University |
Principal Investigator |
井口 磯夫 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 教授 (70212751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 龍也 富山大学, 教育学部, 助教授 (50247508)
堀口 秀嗣 国立教育研究所, 情報資料センター, 室長 (70103702)
安達 一寿 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 講師 (60222618)
中尾 茂子 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 講師 (80237213)
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Keywords | CMCS / オープン学習 / CSCW / グループウェア / 学習環境 / システム設計 / 大学教育 / 教育方法 |
Research Abstract |
学内ネットワーク(イントラネット)及びインターネットを利用して,CMCSによるCSCWの環境を構築し,オープンラーニングシステムに必要な支援ツール及び教材を開発した。国内外のオープンラーニングシステムを調査し,通信講座や放送番組講座に参加する学習者の要求を洗い出した。オープンラーニングシステムには,資格取得のような到達目標となる具体的な学習課題を与えることと,集団で学習活動させることが学習の継続に必要であった。そのために,学習者間のメーリングリスト,学習者とチュータとのメール/チャットの交流,カウンセラーとの交流,成果物を公表する掲示板などの機能が必要であった。これらの機能の実現に,市販のグループウェアが使かえる可能性を探った。一方,教授陣や学習者がイントラネット及びインターネットでのホームページ機能を有効に活用できるようにするために,ホームページでの掲示板,アンケート集計用ホームページ,並びにそこで使用するスクリプト,データベースが簡便に構築できる支援ツールを開発した。システムアドミニストレータ等の資格取得のためのテキストやコースウェア,ドリル問題などの教材群を開発し,試行した。思考力育成のためのシミュレーションソフトや,WEB上で実行できるシミュレーションツールをJAVAで開発し,問題解決能力を養うためのエデュテイメントソフトなどの教材を開発している。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 安達一寿: "オープン学習を指向した教育環境における支援システムの要件" 日本教育工学会第14回大会講演論文集. 619-620 (1998)
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[Publications] 井口磯夫: "CMCSによるオープン学習システムの分析調査" 日本教育工学会第14回大会講演論文集. 625-626 (1998)
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[Publications] 安達一寿: "Webアプリケーション構築支援ツールの開発と授業での活用" 日本教育情報学会 年会論文集. 14. 192-195 (1998)
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[Publications] 中尾茂子: "情報処理演習での総合課題の取組みと学生の自己評価" 日本教育情報学会年会論文集. 14. 262-263 (1998)
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[Publications] 安達一寿: "ネットワークを簡便に利用するための支援ツールの開発" 日本科学教育学会年会論文集. 22. 173-174 (1998)