1998 Fiscal Year Annual Research Report
中学校外国語科教育の改善のためのメディア利用調査研究
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10680231
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Research Institution | Komazawa Women's University |
Principal Investigator |
宇佐美 昇三 駒沢女子大学, 人文学部, 教授 (00184995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 武彦 駒沢女子短期大学, 英語英文科, 専任講師
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Keywords | 中学校外国語教育 / アンケート調査 / ランゲージ・ラボラトリー / パソコン / メディア / 教育効果 / CDリピーター / 情報処理教室 |
Research Abstract |
1. 研究調査の目的:中学校の外国語(英語)科における教育機器のメディア環境について調査し、授業改善の資料を得る。 2. 研究調査の方法:全国の中学校:約1000校を対象に郵送法でアンケート調査し、効果を上げている学校のモデルを構築する。 3. 調査主体:語学ラボラトリー学会(以下:LLA)の関東支部 4. 研究調査の実施状況:平成10年8月に調査対象の中学校のリストと調査票をLLA関東支部会員の協力で作成し、予備調査を実施した。9月から10月に調査票を対象校960校に送付、回収した。さらに督促を2回実施し、有効回答271票(有効回答率28%)を得た。11月に単純集計、12月にクロス集計を終え、LLAの運営委員会に報告した。2月には授業で効果を上げている学校の諸条件を検討し、モデルを試作した。以上の結果は平成11年夏、LLA全国研究大会で、発表する予定である。 5. 主な知見:英語の授業時間が多い学校ほどランゲージラボラトリー(LL)の利用頻度も高い。英語授業でLLの利用頻度の高い学校ほど、英語クラブでのLL利用頻度が高い。 全回答校を100%としてLL設置校はその63%、(英語科に限らず)情報処理教室の設置校は85%である。LL設置校172校を100%として、LLを月に1回以上利用する学校は46%、情報処理教室設置校230校を100%として、この教室を英語授業に月1回以上利用する学校は約7%である。LL教室で効果の上がる活動としては「発音練習」「内容理解」、情報処理教室では「文型練習」「異文化理解」がそれぞれ1位、2位である。全回答校を100%として「パソコン利用状況」を調査したところ英語科ではCAIが17%、文字提示14%、パソコン通信9%、データベース検索7%である。
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