1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10680238
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Research Institution | Tsukuba College of Technology |
Principal Investigator |
原 俊介 筑波技術短期大学, 視覚部, 教授 (10091919)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 浩史 お茶水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (10017197)
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Keywords | 点字 / 数式 / ラテック / 自動点訳 / 統一点字記号 |
Research Abstract |
現行日本点字における数式記号とUBC点字における数式記号との相違を明確化、ならびに英語圏におけるUBCの動向の把握を行った。基礎調査と並行し、実用化システムとして数式自動点訳システムの開発を行い、現行日本点字規則に従ったものと、UBC点字規則に従った2つのシステムのプロトタイプを作成した。 本研究では、数式自動点訳の対象として、大学教育で使用される物理学の図書を中心とし、天文学、地質関係の図書を選び、これらの図書を入力データとしてシステムの検証と共に、実際の利用者である全盲学生による評価も行っている。 本研究では市販図書である理数系図書を入力データとし、本件で作成される数式自動点訳システムを使用し、利用者である全盲学生の評価が必要であるため、研究メンバー以外に、入力データ作成から、自動点訳、評価を行って頂くボランティアと全盲学生の協力グループ組織した。現段階では、本組織は有効に機能しており、協力者からの意見を本研究にフィードバックできる体制にした。
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[Publications] 曽根佐枝子,原俊介他: "UJBC文書の墨字翻訳システムII" 電子情報通信学会技術研究報告. 98・496. 1-8 (1998)
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[Publications] 十川奈美子,原俊介他: "墨字点字双方向変換統合システムの開発" 電子情報通信学会技術研究報告. 98・496. 9-16 (1998)
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[Publications] 岡田久美,原俊介他: "視覚障害者用LATEX文章作成システム" 電子情報通信学会技術研究報告. 98・496. 17-24 (1998)
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[Publications] 原俊介他: "国際統一点字コード日本導入と対応ソフトウェアの開発" 電気通信普及財団研究調査報告書. 1097-1108 (1999)