1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10680262
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
林 正雄 静岡大学, 教育学部, 教授 (70117373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 知章 静岡大学, 工学部, 助教授 (80188531)
丸山 修 静岡大学, 教育学部, 助教授 (00252156)
棚橋 克彌 静岡大学, 教育学部, 教授 (90022201)
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Keywords | マルチメディア教材 / クラシック音楽と英語教育 / ドキュメンタリー番組の英語 / 電子化テキスト / マライア・キャリー / セリーヌ・ディヨン / 映画教材 |
Research Abstract |
本研究の目的は、英米文学教育の現場にマルチメディア教材を取り入れてどのように教育の実をあげるかを研究することである。これまでに以下の4点について研究を進め、静岡大学教育学部研究報告教科教育学篇第30号『マルチメディア機材を利用した英米文学教育の試みー英米文学史セミナーの場合ー』にまとめた。マルチメディア教材の具体的利用方法として、 (1) CD-ROM版ブリタニカを用いたレベル別英文学史主要項目の用い方、 (2) DVD版文芸映画を用いて原作小説と比較しながら進める授業形態の研究、 (3) インターネットから入手できる英米文学関係電子テキストの活用方法の研究、 (4) インターネットから入手できる、英米文学史セミナーのための作品梗概の入手方法および活用方法の研究などである。 このような研究を継続しながら、さらにその成果を踏まえて現在次のような研究に向かっている。 (1) NHK名曲アルバムを利用し(エルガーの「愛のあいさつ」、ハイドンの「オックスフォード・シンフォニー」など)ナレーションの英訳をしたり、作品成立の歴史的背景などを文学作品との関連性を持たせながら調査させたり、ギタリストのジョン・ウィリアムズへのインタビュー番組の英語の聞き取りをするなどクラシック音楽を取り入れた英語授業の展開方法、 (2) レイチェル・カーソンの米国国会での答弁などが収録された環境問題や、ホルモン攪乱物質についてのドキュメンタリー番組を利用した聴解および英文書取方法、 などについて研究している。一般にマルチメディアを取り入れた授業は学生の評価が高い。その理由は、作品内容がイメージとして残るので分かりやすく授業に集中できる、音声と映像が組み合わされているので実際的な英語修得に役立つなどである。
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Research Products
(1 results)