2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10680264
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
野田 敦敬 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30293731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 治敏 大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (30165683)
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
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Keywords | 生活科 / 幼児教育 / 総合的学習 / 自然体験 |
Research Abstract |
1 自然体験の調査研究から 平成10年3月に出された第16期中央教育審議会中間報告「幼児期からの心の教育について」では,幼児期からの自然体験の重要性が強調された。生活科学習の前段階である幼児教育において,子供がどの程度自然に親しんでいるかを調査し分析することは,生活科学習を考える上で重要である。そこで,愛知県内の私立幼稚園約100園の協力を得て,四季を通して幼児の自然との触れ合いの現状を調査した。その結果,全体的には積極的に自然体験の機会が設けられていた。しかし,視覚や触覚を使っての働きかけがほとんどであるので,今後は聴覚や臭覚を使った働きかけを生活科学習で考える必要がある。 2 生活科と総合的学習の関係 新学習指導要領の全面実施を1年後に控え,小学校では総合的学習の単元開発が盛んである。そんな中,生活科と総合的学習の関係を明確にする必要が生じてきた。そこで,総合的学習の理解から始まり,生活科とどこが同じで,どこが違うかを,創設の趣旨や教師の意識,実践の様子から論じた。 3 3年間の研究のまとめと今後の課題 今年度は,最終年度となったため研究のまとめを冊子にした。第1部:生活科の指導法に関する分析,第2部:生活科の教材に関する分析,第3部:生活科と総合的学習の関係に関する分析である。第3部で論じてきた生活科学習から総合的学習へどうつなげるのか,生活科学習の独自性は何かを実践を通して明らかにしていきたい。
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[Publications] 野田敦敬: "教材や学習環境の開発と工夫の具体例(生活科)"初等教育資料. No.727. 22-27 (2000)
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[Publications] 野田敦敬: "総合的学習時代における生活科学習の在り方"愛知教育大学研究報告(教育科学). 第50号. 1-8 (2001)
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[Publications] 野田敦敬: "初等教育における自然体験の重要性"愛知教育大学教育実践総合センター紀要. 第4号. 79-86 (2001)