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1998 Fiscal Year Annual Research Report

道徳教育の学的基礎づけに関する研究

Research Project

Project/Area Number 10680268
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

藤永 芳純  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40144795)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山根 三芳  徳島文理大学, 文学部, 教授 (10033482)
和佐谷 継昭  尾道短期大学, 教授 (20101389)
中山 愈  広島女子大学, 生活科学部, 教授 (60084125)
田路 慧  岡山県立大学, 短期大学部, 教授 (30099634)
竹内 善一  鳥取大学, 教育学部, 助教授 (30072036)
Keywords道徳教育 / 基礎づけ / 教員養成
Research Abstract

本年度は、平成10年11月1〜3日に研究会を実施し、各自の研究を中間まとめの形で報告した。報告者及びテーマは以下の通りである。平成11年度には、研究成果を論文集としてまとめて公刊する予定である。
(1)藤永芳純(研究代表者)「研究の概要と経過報告」ー特に、現代日本社会が道徳教育の充実を必要としていることを、中教審答申、教課審答申を資料として使いながら報告。(2)和佐谷維昭「価値哲学的側面からの基礎づけー特に「教育原理」の視点を考慮してー」ー特に中学校を念頭に置き、道徳教育を価値哲学から考察する構想。(3)山根三芳「語源的側面からの基礎づけ」ー「道」「徳」「教」「育」の各漢字の語源と、21世紀の教育について。(4)中山 愈「生命倫理的側面からの基礎づけ(1)」ージョン・ロックの自然法思想を手掛かりに、生命と道徳との関連ついて報告。(5)関根 透「生命倫理的側面からの基礎づけ(2)」ー江戸「医学館」における医師の倫理教育の視点から報告。(6)大森彰人「西洋思想的側面からの基礎づけ(1)」ーE・フロムの思想から、家庭や社会の教育機能の回復について報告。(7)池辺 寧「西洋思想的側面からの基礎づけ(2)」ー他者との共生の視点から、 「なぜ人を殺してはいけないか」という問いをめぐって報告。(8)明知紀子「文学的側面からの基礎づけ」ー文学作品と授業教材との関連について報告。客員講演:下見隆雄(広島大学名誉教授)「儒教思想における道徳の意味」ー儒教主義は個人としての人間の尊厳を認めず、教育方法は母性的な教育観に基づく教育者による管理教育の形態をとるという斬新的な講演。本研究への寄与は大きい。
また、道徳教育の充実のためには大学における教員養成の充実が不可欠であが、それについて議論するための情報がないので、アンケート調査を実施した。結果は現在集計中であり、次年度には報告できる。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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