1998 Fiscal Year Annual Research Report
外国人日本語学習者のための従属節分類辞典の研究と開発
Project/Area Number |
10680310
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
市川 保子 東京大学, 留学生センター, 教授 (70223089)
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Keywords | 従属節 / 接続語 / 理由節 / 条件節 / 逆接節 / 目的節 / 結果節 / 文末 |
Research Abstract |
本研究は、従属節の理由節、条件節、逆接節等に用いられる接続語の、日本人ネイティブによる使い分けの要因・基準を調査・分析・分類し、「従属節使い分け分類表」の研究・開発を目的とする。 接続語使い分けの要因・基準は、話し手の表現意図、仮定性の度合い、文体上の制約、文法的制約など多岐にわたる。これらの分析・分類は日本人ネイティブへの調査とともに、数多くの日本文を収集・分析する必要がある。 平成10年度は、このことを踏まえ、次のような研究を行った。 1 日本人に対する従属節文作成の調査の準備。 (理由節・結果節・目的節) 2 1の作成・調査の実施。 3 2のデータのコンピュータへの入力。 4 2の接続語ごとの文末表現の分類・分析。 5 接続語の使い分けの要因・基準の考察・分析のためのデータの収集。 (小説、エッセーより収集) 6 5のデータに基づく、接続語(逆接条件文を中心)の使い分けの要因・基準の考察・分析。 7 6に関する研究論文の発表(印刷中)
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