1998 Fiscal Year Annual Research Report
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10680397
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| Research Institution | Toyota National College of Technology |
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Principal Investigator |
竹下 鉄夫 豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (20149933)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江崎 信行 豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 助手 (80311033)
岡部 直木 豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (90109273)
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| Keywords | 署名 / 署名照合 / 署名認識 / 指書き文字 / オンライン署名 / ディジタイザ / 文字認識 / パターン認識 |
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| Research Abstract |
人が自然な形で書き、かつできる限り時間の精度が良いオンライン署名のデータを得ることができるよう、いくつかの入力機器について比較検討を行った。
比較した入力機器は、(1)タッチパネル、(2)グライドポイント、(3)ディジタイザの3つである。その結果、タッチパネルは指で書くという当初の目的は達成することができるものの、データを収集できるサンプリング間隔が長く、字形を正確に反映した署名データを集めることができないという欠点を有していた。また、グライドポイントは署名することのできる領域が約5cm角と小さく同じ場所に署名を一文字ずつ書くという不自然さがあり、採用できなかった。最終的には、筆跡の残らないペンを用いてタッチパネルによりオンライン署名を集めることにした。
研究室に来る学生に、入室の都度署名をしてもらうことにより、10人分の署名を集めることができた。一年間に収集した署名数は
(1) 自分の署名が 350署名
(2) 他人の署名をまねた偽署名が 450署名
であった。一人平均 約80個の署名を収集できた。
さらに、集めた署名を機械的に計測するためにプログラムを作成し、オンライン署名の筆速を始めとする基礎的統計量を測定した。
今後は、指で書く署名を、より自然な形で収集できるよう新しいデータ入力機器の選定、署名に表れる特徴量を計測するためのプログラムを開発する予定である。
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