1999 Fiscal Year Annual Research Report
可視化ソフトウェアによるマルチメディアデータ検索関数および述語設計環境の開発
Project/Area Number |
10680400
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
市川 哲彦 お茶の水女子大学, 理学部・情報科学科, 助教授 (70240760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤代 一成 お茶の水女子大学, 理学部・情報科学科, 教授 (00181347)
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Keywords | データベース / 情報の可視化 / モジュール型可視化環境 / 拡張可能データベース管理システム / 類似検索 / 視覚的知識発見 / 可視化技法分類 / 利用者支援 |
Research Abstract |
本研究の直接の成果はMWMDシステムである.このシステムは,拡張可能データベース管理システムPostgreSQLと,モジュール型可視化環境Khorosの統合利用を可能にしたものである。Khorosのような可視化環境は既に多くのメディア処理機能を提供しており,また,アイコンベースの視覚的なプログラム作成環境も提供している.MWMDを使用することでKhorosの提供する豊富な機能がそのまま問合せ術語として利用できると同時に,視覚的なプログラミング環境が問合せの構成と実行に利用できるようになる.また,統合利用と情報可視化技術の適用方法論の考察を目的として,応用システムの設計実装も行った.一つめは物体配置の類似性に基づいてデータ検索を行うシステムである.これは,VRMLによって記述された家具等の3次元レイアウトデータを検索対象としており,問合せと以降の絞り込み操作が,仮想現実空間に配置された物体への直接操作によってなされる点に新規性がある.二つ目は,お茶の水女子大学のLANシステムを題材としてネットワークトラフィックの可視化を行うシステムである.このシステムの第一の目的は,LANシステムの利用者支援において情報可視化技術を適用することであるが,研究としての本質は,情報可視化の設計方法論の適用事例を蓄積することと,方法論に関する考察を行うことにある.このようなデータベースシステムの高度利用を目的とした研究と併行して,データベースシステムを情報可視化システムの利用者支援に用いる研究も行い,GADGET/IVを実装した.これは,既存技法のデータベース化と統制語彙の整備を行うことにより,可視化の技法,事例,AVS/Expressで作成されたプログラムの3種類の情報を検索可能にしたシステムで、モジュール型可視化環境と組み合わせることで,可視化アプリケーションの半自動生成を可能にしている.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 市川 哲彦: "MWMD: A module-based workbench for multimedia database programmers and users"Proc. Fifth International Conference on Foundations of Data Organization (FODO'98). 231-240 (1998)
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[Publications] 西村 美浦: "VRMLブラウザを用いた空間的位置関係に基づく3次元シーン検索システム"第10回データ工学ワークショップ論文集(DEWS'99). (1999)
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[Publications] 稲本 実保子: "学内LANデータの視覚化とナビゲーションによる利用者支援:情報可視化支援システム構築に向けて"第10回データ工学ワークショップ論文集(DEWS'99). (1999)
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[Publications] 古畑 理香: "GADGET/IV:情報可視化の半自動設計支援環境"第11回データ工学ワークショップ論文集(DEWS2000). (2000)
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[Publications] 市川 哲彦: "中嶋正之,藤代一成(編),コンピュータビジュアリゼーション,第7章および11章"共立出版. 40 (2000)
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[Publications] 市川 哲彦: "田中 克巳 他(編),Information Organization and Databases,Chap.21"Kluwer. 13 (2000)