1998 Fiscal Year Annual Research Report
朝鮮古書データベース蓄積・提供用旧字体および朝鮮固有外字の整備に関する研究
Project/Area Number |
10680401
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
高井 正三 富山大学, 総合情報処理センター, 助教授 (80206705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 幸夫 富山大学, 人文学部, 教授 (70093458)
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Keywords | 朝鮮古書 / データベース / 漢字コード |
Research Abstract |
本研究では,既に抽出した約600字の旧字体,ハングル,朝鮮固有外字・記号を入力するために,京都漢字研究会(KANI)発行の漢辞典の中から該当漢字を検索して,漢辞典のコードを@99999形式で入力し,該当漢字のない朝鮮固有外字等は,@70000台から,ハングルは@80000台から,記号は@90000台からの連番を割り振ってコード化し,入力している.外字フォントはTrue Typeフォントを作成するShareware TtEdit外字エディタを使用し,作成している. 旧字体コードの国際化に関しては,University of California,BerkeleyのEast Asian LibraryとMountain ViewにあるResearch Library Groupにて,実際のオンライン書誌情報検索に使用されている3バイト・コードのEACC(East Asian Chrkcter Codc)と今後使用されるであろう2バイト・コードのUnicodeについて,WEBインターフェースとの親和性とともに,実際の担当者と実用性を討論した.その結果,実用的な朝鮮古書の書誌情報検索システムを普及するためにUnicodeを使用し,日本人はもちろん韓国,中国及び全世界の研究者が利用できるように,発音による読みを,韓国人にはMcCune Reischauer方式の読みで,中国人にはPinyin方式で,日本人にはHebon式のそれぞれローマ字の読みを付けてデータベースを構築し,漢字検索を容易にするような方式がベターであることを,また,書誌情報はLC-MARCと互換性のあるものを作成することの重要性を認識するに至った. 今後は,これらの成果を踏まえ,WEBインターフェースを有する書誌情報データベース・システムの開発・改善を推進していく予定である.
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