2000 Fiscal Year Annual Research Report
最近13年間の地理学研究文献を資料とした用語リストの作成と地理学シソーラスの構築
Project/Area Number |
10680405
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
戸祭 由美夫 奈良女子大学, 文学部, 教授 (60032322)
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Keywords | 文献情報処理 / 地理学シソーラス / 研究動向調査 / 文化地理学 / 日本語キーワード / 地理用語 |
Research Abstract |
平成10〜12年度の3年間にわたる研究をまとめて成果報告書として刊行するために、次のような作業を行なった。 (1)『地理学評論』掲載論文に表示された日本語キーワードに関する日本地理学会2000年春季大会での発表をもとに、『地理学評論』に投稿し、その74巻2号に「資料」論文として掲載された。……[11研究発表の雑誌論文の欄を参照] (2)『人文地理』『季刊地理学』『地理科学』の3誌に掲載された論文中の日本語キーワードを収集し、50音順に整理したものを日本地理学会2001年春季大会で発表するとともに、科研報告書に載せた。 (3)文化地理学の分野に関する用語を『地理学文献目録』第9集・第10集などから収集・整理した作業結果を原稿にまとめて、奈良女子大学文学部の紀要や『人文地理』に投稿し、さらに、1309語の日英対訳用語集を科研報告書に載せた。……[11研究発表の雑誌論文の欄を参照] (4)『地理学文献目録』第9集・第10集に採録された最近10年間(1987〜1996)の文献タイトル(約2万件)から地理用語を収集・整理する作業、および、代表的な3種の地理学用語辞典(IGU『国際地理学用語辞典』・『地理学辞典』(二宮書店)・『人文地理学辞典』)の見出し語を分野別に整理する作業を、大学院生の作業補助を得て行ない、ソフト(エクセル)を使ってフロッピーにまとめた。 (5)上記(4)の成果をもとに、地理学の諸分野ごとの重要用語を分野別に整理し、地理学シソーラスの原形となる分野別の主要な重要用語一覧を作成した。 (6)以上の成果を研究成果報告書にまとめた。
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[Publications] 戸祭由美夫: "文化地理学の重要用語"研究年報(奈良女子大学文学部). 44. 35-50 (2000)
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[Publications] 戸祭由美夫 ほか3名: "『地理学評価』(第67卷〜第72卷)掲載論文に表示された日本語キーワードについて"地理学評論. 74A-2. 100-110 (2001)
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[Publications] 戸祭由美夫: "用語からみた日本における文化地理学の研究動向-過去10年間(1987〜1996)を対象として-"人文地理. 53-2(印刷中). (2001)