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1998 Fiscal Year Annual Research Report

設計空間モデルに基づく効果的製品開発プロセスの体系化と分析ツールの開発

Research Project

Project/Area Number 10680423
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

圓川 隆夫  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70092541)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梅室 博行  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 講師 (80251651)
Keywords設計開発プロセス / Design Rationale / 設計空間モデル / コンティンジェンシー / conjecture / analysis-synthesis / IDEF / 業務分析
Research Abstract

本研究は設計開発プロセスのコンティンジェンシー部分について、チームあるいは設計者が設計解を得るまでの内部プロセスに着眼し、Design Rationale(設計空間モデル)と呼ばれる設計開発の設計解や仕様を導き出す推論過程の軌跡を観察する方法論を用いて、ダイナミックな効果的・効率的な製品開発の方法モデルを提案することを目的とし、平成10年度は以下のような研究結果を得た。
(1) 従来の設計論のサーベイ゙と仮説の提示
設計開発プロセスのコンティンジェンシー部分に相当する研究成果に加え、従来の個人レベルでの設計論の研究をサーベイし、analysis-synthesisモデルとconjectureモデルを組み合わせた効果的な製品開発のための仮説モデルを構築した。
(2) Design rationale理論に基づく仮説検証のための調査票の設計と信頼性チェック
開発チームの会議等の内容を記録する問題項目、代替案、議論点等の項目からなる調査票を設計し、開発チームの複数の人に調査票を記入してもらうことで、信頼性のチェックとともに時間推移的な予備解析により調査票の様式の妥当性の検証を行った。
(3) 企業を対象とした本調査の実施と分析
印刷産業および写真機メーカーの開発プロジェクトについて、パイロット・スタディを含め各社数件の開発プロジェクトの開発開始から仕様決定までのプロセスについて本調査を実施した。各プロジェクトについて逐次得られるデータを検討項目の内容と抽象度の軸からなるマトリックスに写像し、その時間的推移のパターンから仮説の検証と精緻化を行った。
(4) 分析ツールの開発と検証
(3)で用いる検討項目の内容と分析法の妥当性検証のために、業務フローのモデリング手法であるIDEFについて手法の比較検討を行い、特に業務行動を対象としたIDEF0モデルを対象とした定量的な分析手法を開発した。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 梅室博行、圓川隆夫、平岡真一郎、五十嵐秀尚: "業務プロセスにおける情報コンテンツに着目した機能の関連性の定量化手法" 経営情報学会誌. 7巻3号. 1-17 (1998)

  • [Publications] 圓川隆夫、梅室博行: "コンティングジェンシー・コンカレントエンジニアリング概念に基づく新しい製品開発のバラダイムの体系化とツール開発に関する研究成果報告書" (財)製造科学技術センター IMSセンター, 101 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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