1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10680428
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石井 博昭 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90107136)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩出 省吾 神戸学院大学, 経済学部, 教授 (40154174)
斉藤 誠慈 大阪大学, 大学院・工学研究科, 講師 (90225714)
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Keywords | ファジィ関数 / ファジィ微分 / 配置問題 / ファジィランダム変数 / スケジューリング / 情報の価値 / 解の概念 / 組合せ最適化 |
Research Abstract |
平成10年度にまず主要設備としてDELL Computerを購入し、さっそく研究分担者の斎藤が新潟での国際会議NACA(Nonlinear Analysis and Comvex Analysis)において「On Subdifferentials of Fuzzy Functions」を発表、我々の解析の基礎となるこの論文をWorld Scientific Pubから出版予定である.もう1人の分担者塩出省吾はその研究成果の1部である論文「直線状の障壁に対する横断点の最適配置問題」を神戸学院経済学論集第30巻第1・2号に発表している.研究代表者の石井は10月に韓国KAIST(韓国先端科学技術院)において行われた第1回日韓経営工学国際会議で、「Single Machine Scheduling Problem with FlexibleProcessing Time」を発表、論文として日本数理科学協会機関誌Mathematica Japonicaに投稿、採録が決定している.これらは主に組合せ最適化問題に曖昧性を考慮しており、それに対する情報によって解がどの様に変わるかを考察した.一方、確率変動と曖昧性・融通性両方を考慮したときについては、研究代表者の石井が研究協力者の片桐と研究を続けており、配置問題について来年度9月にあるニュージィランドでの第1回確率モデル西太平洋国際会議に発表予定である.また、研究分担者の斎藤は来年度8月に台湾で行われる第8回国際ファジイシンポジウムで上記ファジイ微分を発展させた研究を発表予定である.そこでは、解のファジイ概念、すなわち情報による解の変化を新しく解である度合いというものを定義することにより考察している.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Seiji Saito, Hiroaki Ishii: "On Subdifferentials of Fuzzy Functions" The Proceedings of NACA98, World Scientific Pub.(掲載予定).
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[Publications] Kyo-won Lee,H.Ishii,S.Han and S. Miyazaki: "Single Machine Scheduling Problem with Flexible Processing Time" Mathematica Japonica. (掲載予定).
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[Publications] T.Koide,S.Shinmori and H.Ishii: "The Evaluations on Lower Bounds of All-terminal Rellabllty by Arc-packings for General Networks" 電子情報通信学会英文誌(IEICE). (掲載予定). (1999)
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[Publications] 小出武,新森修一,石井博昭: "直並列グラフによるネットワーク信頼度の下界" 応用数理学会誌. (掲載予定).