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1998 Fiscal Year Annual Research Report

ATM遺伝子及びプロモーターを共有するNPAT遺伝子の転写調節及び機能の解析

Research Project

Project/Area Number 10680532
Research InstitutionNational Institute of Radiological Sciences

Principal Investigator

相良 雅史  放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, 研究員 (30291107)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 二宮 康晴  放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, 研究員 (70300910)
今井 高志  放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, 研究員 (50183009)
KeywordsATM / NPAT / bi-directional / CRE / ルシフェラーゼ / ゲルシフト
Research Abstract

各遺伝子の転写調節について調べるため、ATM遺伝子の5'上流2200bp及びNPAT遺伝子の5'上流2800bpをルシフェラーゼ遺伝子の上流につないだプラスミドを作製し、これらを肝癌由来の細胞株HepG2や子宮頚癌由来のHeLa、繊維芽肉腫由来のHT1080、AT患者由来のAT3B2やAT1BRに導入し、ルシフェラーゼ活性を調べたところ、全ての細胞株においてプロモーターが機能することが明らかとなった。次にプロモーターを徐々に欠損させていったところ、ATM遺伝子は5'上流700bp.NPAT遺伝子は5'上流350bpの領域がもっともプロモーター活性が高いことが明らかとなった。こららの領域は両遺伝子の転写開始点にはさまれており、共通する領域である。そこで、この共通する領域の両端に2種類のルシフェラーゼ遺伝子をつないで上記の細胞株に導入したところ、両方のルシフェラーゼ活性が検出された。これらのことから、ATM.NPAT両遺伝子の共通のプロモーターが両方向性を持つことと、さまざまな細胞株での転写活性を持つことが明らかとなった。
次に、共通のプロモーターにどのような転写因子が結合するかを検索したところ、既知の転写因子の結合配列と完全に一致するか、極めて類似した配列として、Splが4ケ所、CAATTboxが2ケ所、CREが1ケ所、E2Fが2ケ所推定された。これらの内、CREに類似した配列に変異を導入したところ、プロモーター活性がATM、NPATのどちらの遺伝子の方向に対しても4分の1から10分の1に低下することが明らかとなった。ゲルシフト法を用いてこの配列に結合している因子を調べたところ、CREBとは異なる因子が結合していることが明らかとなった。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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