1999 Fiscal Year Annual Research Report
テレメトリーシステムを応用した植込み超小型人工膵島の開発と長期臨床応用
Project/Area Number |
10680798
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Research Institution | KUMAMOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
榊田 典治 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (50170577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊永 哲至 熊本大学, 医学部, 助手 (60295128)
城谷 哲也 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (30274715)
七里 元亮 熊本大学, 医学部, 教授 (00028515)
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Keywords | テレメトリー・システム / ブドウ糖 / 微小針型ブドウ糖センサ / 人工膵島 |
Research Abstract |
(平成11) これまでの研究で、研究者らによって開発された、生体適合性に優れたMPC膜被覆微小針型ブドウ糖センサ、MPC膜被覆プローブを用いた超小型血糖モニターシステムを携帯型人工膵島の計測部門に、また、新たに開発したインスリン皮下注入アルゴリズムを制御部門に組み込むことにより、携帯型人工膵島の臨床応用が可能となった。従って、完全植込み型人工膵島に最も近い、計測部門を体外に装着、制御・操作部門を植込み型としたテレメトリーシステムを応用した植込み超小型人工膵島を開発、臨床応用を試みんとした。 微小針型ブドウ糖センサに結合する送信器と受信器からなるテレメトリー・ブドウ糖モニタリング・システムすなわち、微小針型ブドウ糖センサからの信号を増し、周波数変換後、受信器に無線伝達するシステムを開発した。この開発したテレメトリー・ブドウ糖モニタリング・システムによって以下の研究をおこなった。 テレメトリー・ブドウ糖モニタリング・システムのin vitro特性の検討 in vitro系で、本システムのノイズ特性、応答性、出力の直線性など、信号の到達距離特性の高抵抗を用いる模擬センサ出力の検討、微小針型ブドウ糖センサを用いた生理的食塩水中のブドウ糖濃度計測を行い、システムの特性の妥当性、信頼性を検討した。
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[Publications] M SAKAKIDA et al.: "Non-in vasive biood glucose measurement by Fourier transform in frared spectroscopic analysis through the mucous membrene of the lip:application of a chalcogenide optical fiber system"Frontiers Med.Biol.Engng,. Vol.9,No2. 137-153 (1999)