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1998 Fiscal Year Annual Research Report

対人行動能力の文化普遍性に関する研究-関係性モデルの試み-

Research Project

Project/Area Number 10710056
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

高井 次郎  名古屋市立大学, 人文社会学部, 助教授 (00254269)

Keywords対人行動能力 / 関係性 / 自己観 / 対人コミュニケーション方略
Research Abstract

対人行動能力は従来の研究によって、文化的に普遍であると考えられてきた。しかし、開発されている社会的スキル等の尺度は、個人・集団主義といった文化の価値次元の違いを十分い踏まえておらず、わが国のような集団主義文化においての妥当性の問題が感じられる。本研究は文化の相違性にとらわれない関係性のアプローチを採用し理論的なモデルを提唱する。パスモデルとして、自己観(相互依存的、相互独立的)を予測変数、対人コミュニケーション方略を仲介変数、さらに関係性の質を結果変数として置く。初年度の研究は、既存尺度のない対人コミュニケーション方略の尺度開発に焦点をおいた。関係性を親密性(内集団・目上、内集団・目下、外集団・目上、外集団・目下)および相互作用状況(批判、依頼、説得、謝罪、助言、拒否)によって、48の条件を設定し、これらの条件において8つの行動方略の使用頻度を日米の被験者に求めた。さらに、同じ条件もぽてこれらの行動方略がどの程度適切かつ効果的の評定も求めた。データ収集は本国および米国カリフォルニア州、カリフォルニア大学(サンタバーバラ校)およびカリフォルニア州立大学(ロングビーチ校)において実施された。米国分のデータは3月中に収集されるため、データの分析結果は本報告に間に合っておらず、現時点での発表は不可能であるが、次年度中の研究と並行して分析を実施する予定である。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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