1998 Fiscal Year Annual Research Report
教科書に描かれた子供の社会化-日本・台湾・ドイツ・イギリスの国語教科書の内容分析に関する国際比較研究-
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10710071
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Research Institution | Koshien Junior College |
Principal Investigator |
塘 利枝子 甲子園短期大学, 幼児教育科, 専任講師 (00300335)
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Keywords | 教科書 / 小学生 / 発達観 / 性役割 / 対人関係 / 内容分析 / 社会化 / 異文化間比較 |
Research Abstract |
1. 国際会議における発表 (1) ISSBD(International Society for the Study of Behavioral Devlopment:スイスのベルン市にて1998年7月3日〜5日開催)において、“A Content Analysis of Interpersonal Coping-Behavior in Japanese and GermanPrimary School Textbooks"及び“Content Analysis of Japanese and Taiwanese Textbooks:Sex Role andChild-rearing Behavior"という2つの発表を行った。 (2) 日独社会科学学会(German-Japanese Society for Social Sciences:東京にて1998年9月13日〜16日開催)において、"Content Analysis of Japanese,Taiwanese and German Textbooks:Sex Role of Child-RearingBehavior"というテーマで発表を行った。 2. 国内の学会における発表 (1) 日本教育心理学会第40回大会(函館市にて1998年7月18日〜20日開催)において、「教科書に描かれた対人関係に関する異文化間比較:3カ国比較から見えるもの」というテーマで発表を行った。 (2) 日本発達心理学会第10回大会(大阪市にて1998年3月27日〜29日開催)において、「アジアと欧州の教科書に描かれた親の育児役割:文化間比較と文化内比較」というテーマで発表を行った。 3. 各国の研究者とインターネットを介しての分析基準見直し等に関する話し合い及び分析 分析基準、データの翻訳、分析一致率、結果に関する考察など、スイス(ドイツ語圏)、台湾及び日本(東京)に在住する研究者と文書及びスキャナーで取り込んだ画像を送付し合い、検討を行った。更に、各国から送られてきたデータを本科学研究費で購入したパソコンを使用し入力・分析を行った。 4. 小学生に対する質問紙の作成 教科書に描かれた発達観や子ども観が、実際の子どものそれらとどのように異なるかについて検討するために、質問紙を作成しプリテストを小学校にて実施した。
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Research Products
(1 results)