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1998 Fiscal Year Annual Research Report

アジア市場の成熟化に伴うグローバル企業の競争戦略変容に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10730053
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

岸本 寿生  富山大学, 経済学部, 助教授 (80262492)

Keywordsアジア市場 / グローバル競争 / グループ経営 / グローバル・ラーニング / 競争優位性
Research Abstract

本研究を行うにあたって、近年のグローバル競争の変容の理論的考察とグローバル競争における企業の競争戦略の変化の実態調査という2つの方向で行ってきた。前者の理論的考察は、グローバル競争の本質が、コスト、品質という個別製品に内在する競争要因に加え、製品の競争優位性を持続させる要因として、子会社活用、グループネットワーク経営、購買戦略などの複合要因を関係を理論化する方向でまとめている。特に、アジア市場においては、立地特殊的要因とアウトソーシングの関係についての理論的解明が必要となっている。
また、後者の実態調査では、対象を日系企業に絞りアンケート調査、ヒアリング調査を進めている。アンケート調査では、アジアに進出する企業の本社381社に対しグループ経営、子会社活用などのグローバル・ラーニングについてアンケートを実施した。その結果、日本企業の中にも、子会社の経営資源を有機的に取り入れている企業もあり、また、子会社間での経営資源の共有している企業もでており、一方向的な海外展開から、双方向的、多元的な展開への変化が見られた。また、東南アジアに存立する日系子会社680社に対しては、アジア市場の変化と各子会社の戦略転換についてアンケートを行い、また、特色のある企業についてヒアリング調査を行った。それらについての集計、分析は次年度行い、理論的な分析とともに体系化していく計画である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 桑名義晴/高井透 岸本寿生(共著): "企業の競争優位とグローバルラーニング" 日本貿易学会年報. 36. (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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