1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10740167
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
河本 充司 お茶の水女子大学, 理学部, 助手 (60251691)
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Keywords | NMR / 分子性物質 / パルスプログラマ / ADシステム |
Research Abstract |
固体の物性測定用のNMRのパルスプログラマや、データアクイジョンシステムは、いくつかのメーカが市販しているが、その使用目的が多岐にわたるのでとれも帯に短したすきに長しという状況である。そこで磁性体、誘電物性測定ように最適化されたシステムを開発を行った。 パルスプログラマは、デジタル回路として従来の基本ロジックICを組みあわせてつくるのではなく、ハードウェア記述言語であるVHDLを採用しほとんど計算機上で設計した。そのため、従来のものに比べ機能の自由度および実際にCPLDにフィットした場合、動作速度の面で向上が見られている。研究目的の測定系は、市販品では、仕様がみたされず、カスタム設計んびなることが多く、外注にすると納期もながくなりまた費用もかかる。これらの手段を利用することにより我々研究者自身が、短期間に低コストで設計、製作することができた。 また、データアクイジョンシステムとして12bit 40MNz 2CHという固体NMRでも十分高速のADシステムをCPLD+FIFQメモリを使い作成した。AD CONVERTER部は、メーカの評価ボードを使うことによりその実装の問題を簡略化した。システムとしてはAD CONVERTER部の変更により16bit 50MHz 2CHまで、何ら変更を加えることなくアップグレード可能である。
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